刃を研ぐ
第7の習慣「刃を研ぐ」
・自身の価値を維持し、高めていくための習慣
→肉体 精神 知性 社会・情緒 の4つの側面を高めていく
・肉体 精神 知性・・・第1,2,3の習慣
「毎日の私的成功」
※内面を磨く時間を毎日1時間とると良い。
・社会・情緒・・・第4,5,6の習慣
共感による相互理解、創造的協力
肉体的側面
目的:仕事をして、周りの環境に適応し、生活を楽しめる肉体的能力を維持し高めること
方法:定期的に運動をする
注意点:運動プログラムの組み方。目的となる自分の価値観に基づいてプログラムを立てること。
無理なプログラムを立てると意味なし!!!
持久力
・1分間の心拍数が100を超える運動を30分続けると最低限の体調を維持できる
・最低、自分の最大心拍数の60%になると理想的(最大心拍数=220ー自分の年齢)
柔軟性
ストレッチ
筋力
筋肉に負荷をかける運動
(体操・腕立て伏せ・腹筋など)
精神的側面
・核・中心・価値観を守り抜こうとする意志。生きていくうえで非常に大切なもの。
・自身を鼓舞し、高揚させ、人間的審理に結び付ける。
・自分の人生を自分で導くために、リーダーシップを自分の中心に置く。
・自分の力を生かせると思う分野で他者の幸福のために貢献し、他者の成功を心から喜べるようになる。
※方法は一人ひとり全く違う
デビッド・O・マッケイ
『人生の最大の闘いは、日々自らの魂の静けさの中で闘われるものである』
知的側面
・知性を鍛え、自分の頭の中のプログラムを客観的に見つめること。
・より大局的な問題や目的、他社のパラダイムに照らして、自分の人生のプログラムを見直す能力を伸ばす。
本を読む
優れた古典文学や自伝、文化的な視野を広げてくれる良質の雑誌、現代の多様な分野の書籍を読む
・まず理解に徹しようと思いながら読む(第5の習慣)ことで、知性の刃は一層鋭くなる。
文章を書く
・考えたことや体験したこと、ひらめき、学んだことを日記につける
→明確に考え、論理的に説明し、効果的に理解できる能力を身につける
・手紙を書く・・・表面的なことだけでなく、自分の内面の奥底にある考えや思いを文章で伝える努力をする
社会・情緒的側面
・知性の問題ではなく、感情の問題であり、心の安定と密接に関係している
→心の安定とは、自分自身の内側から生まれる。心の奥深くにある価値観と一致する習慣を日々実践する誠実な生き方、インサイド・アウトの生き方から生まれる。
・自分自身の価値観に誠実に生きることが自尊心を呼び起こす源
・心の平和は、自分の生き方が正しい原則と価値観に一致していて初めて得られるものであり、それ以外はない。
相互依存の関係
win-winの解決策を信じる
人に奉仕し、人の役に立つ
他の人たちの人生が豊かになるように奉仕すること。
人に褒めてもらうためにするものではない
その他
他者への脚本づけ
・鏡に歪みのない鮮明な他者の姿を映すことができる。
・相手の主体性を認め、責任ある個人として接する
・その人が、原則を中心に置き、自分の価値観を大切にして自立し、世の中のためになる人間として生きていく脚本を書く手助けができる。
・その人の責任を肩代わりするのではない、その人が主体的な人間になって責任を果たせるように励ます。
再新再生
・成長と変化を繰り返しながら、螺旋階段を上るようにして自分自身を継続的に高めていく原則
・私たちが正しい原則に従っているかどうかを感じとり、正しい原則に近づかせてくれる生まれ持った才能、良心を生かす
・良心を鍛える為には、より高い集中力、バランスの取れた自制心が必要
=より高い次元で学び、決意し、実行すること!
最後に
根本的な変化は、インサイド・アウトから始まるものである。
自分の根本的な考えを見つめ、自分の人格を形成し、世界を見るときのパラダイムを変えなければ本当の変化は生まれない。