コロナウイルスを正しく恐れる

現在大流行中の新型コロナウイルス(COVID-19)について、マスコミやSNSで様々な情報が溢れかえっています。

でも、情報が多すぎたり不安を煽るだけのニュースの見出しばかりで見る気になりませんでした。

(具体的には、twitterのトレンドに出てくる今日の感染者数のニュースなど)

でも、今の状況に対して何も知ろうとせず、自粛ムードに流されてなんとなくこの時を過ごすのも違うのでは?ということで、

「そもそもコロナウイルスって何なの?どうしたらいいの?」

という自分の中の疑問を調べました。

 

 

COVID-19の表記の由来

Corona VirusDisease-2019

の略語。

※Diseaseは病気の意味

 

コロナウイルスの厄介な点

・感染者の40%が無症状

自分がコロナ感染者だと気付かないまま外出や病院へ行き、感染が広がってしまう

・風邪のように広がりやすく、重症化しやすい

学生時代、クラスの1人がインフルエンザにかかるとたちまち広がっていったのと同じような状態。+重症化するケースが高い。

 

感染経路

・ウイルスは、鼻水に多く含まれている

  1. くしゃみ・咳によって鼻水が飛び、付着する
  2. 付着した手で顔や目、口を触る
  3. その手で電車のつり革やスーパーの商品を触る

こうして、感染が広がっていく・・・。

 

感染が広まる危険な行為・状況

  • 人が集まる
  • 声を出す・歌う
  • 換気がされていない
  • 接触
  • +咳やくしゃみの症状がある人

これらが合わさりあうと危険。

例)閉め切った狭いライブハウスで、キャパいっぱいの満員ライブを行う

=換気が悪い+人が集まる+声を出す 危険!

 

全てを自粛する必要性が本当にあるのか?

例)屋外のレジャー施設

・人が集まるのを避けるために入場制限をする

接触する部分を毎回アルコール消毒+来場者も都度消毒

・入場前の体温測定

など、徹底すれば可能な限りの営業は可能なのでは。

(ただ、アルコール消毒剤が手に入りにくい現状がある)

 

現在の状況が長く続くことを見込み、全てを自粛するのではなく、問題を細かく分解して対策を打つ必要が求められている。このままでは経済が崩壊してしまう危険が高い

 

感染しやすい年齢は

高齢者が感染しやすいわけではなく、全ての年齢が感染する。

しかし、感染した後の症状の出やすさ・重症化の危険には違いがある。

若い人よりも、高齢者や基礎疾患のある人の方が症状が悪くなりやすい。

(免疫低下や、もともと持っている症状の影響で)

 

ワクチンの開発

新しいワクチンを作る、というよりも過去に作られたワクチンで有効なものがないか研究を進めている段階らしい。

レムデシビルとアビガンは、ウイルスが体内で拡散されるのを防ぐ役割がある(かも?)が、確実なものはまだ出ていない。

だが新型インフルエンザの時とは違い、テクノロジーの進歩が物凄く進んでいるので、その分研究が進みやすい環境が整っている。

 

ウイルスの特徴

インフルエンザウイルス

「インフルエンザの予防接種をしたのに、かかったよ!」という声を沢山聞きますが、それはインフルエンザウイルスの形に特徴があるからだそうです。

それは何故なのか・・・?

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※イメージです

ウイルスの表面には突起があります。

インフルエンザワクチンはこの突起をめがけて効くようになっています。

しかし、インフルエンザウイルスの突起は変異する特性がある

ワクチンを打っても突起の変異に対応できない=効かずにインフルエンザにかかる

という流れらしいです。

なるほど。

なので現在は、ウイルスの球体(?)本体に効くものの開発が進んでいるみたいです。

 

コロナウイルス

それに対してコロナウイルスは、表面の突起が変異しないらしい!

ということは、有効なワクチンが開発されれば、効く可能性はインフルエンザよりも高くなりそうです。

 

最後に

以上が今のところ私が調べて得た知識です。

情報源は、堀江さんと峰宗太郎先生の対談の動画です。とても勉強になりました。


新型コロナウイルスについて4月末時点での状況を専門家に聞きました(前編)

 

最後に、尊敬するユヴァル・ノア・ハラリ先生の著書「21Lessons」の文章を載せておきます。

人々が必要としているのは、情報ではなく、情報の意味を理解したり、重要なものとそうでないものを見分けたりする能力、そして何より、大量の情報の断片を結び付けて世の中の状況を幅広く捉える能力だ。

 

情報社会+感染症流行で混乱している今だからこそ、本当に必要な情報を見分ける能力と、知ろうとする意識を高めていきたいと日々思っています。

忙しい毎日ですが、誤った情報に振り回されず冷静にいきましょう。