どうせ溢れてしまう
好きが溢れているなと気がつく。
そんなつもりはなくても、自然と溢れてしまうらしい。
その事実を知ると、少し恥ずかしくなる。隠したくなる。
そうやって今まで隠していたつもりでいたけど、果たして隠しきれていたのだろうか?
もしかすると、いや多分これは確実に、隠そうとしても隠しきれなくて、溢れ出ていた気がする。
溢れ出ていることも、私が隠そうとしていたことも、全てお見通しだったのかも知れない。
恥ずかしいな。
もう隠すのはやめよう。どうせ溢れてしまうんだから。
好きが溢れ出てしまう事実を、隠すことなく、アピールする訳でもなく、事実とともに生きていく。ただそれだけで良いのかもしれない。